
世界遺産など観光地になっている場所は有名ですが、
その裏側では環境問題や放射能でかなり汚染された地域あります。
そこで世界で最も汚染された地域ランキングTOP10をまとめてみました。
10位 インド ヤムナー川
デリーを流れるこの川はインドの中で最も汚い川の一つとなっています。
デリーからは1日に30億リットルもの下水が出ているそうです。
水質浄化装置が一日に扱える量は約20億リットルなので、
全く浄化されない約10億リットルの下水がそのまま流されています。
特に首都ニューデリー周辺では、排泄物の57%が流入していることもあり、深刻な状況になっています。
このため、何度も浄化が試みられたが、結局改善はされませんでした。
さらにインド政府も5億ドル近くを投じてヤムナー川の浄化を図ったが、
多くの生活排水処理施設が資金不足や故障に見舞われ、生活ゴミによる汚染は拡大を続けています。
まあ、とにかくインドは下水道がしっかり整備されていないのと人口が多いのでこういう状態になってしまったのではないでしょうか。
インドの川はどこも排水を垂れ流しなので基本汚いみたいです。ニオイがやばそう…
9位 中国 田営(ティエンイン)
中国の鉛の半分以上を生産するため、この町は世界でも最悪の鉛汚染地域の一つとなっています。
低レベルな技術と違法な仕事、汚染規制装置の不足などから、周辺では急性鉛中毒などが見られています。
地元住民は長期にわたり、 法定濃度より10倍高い鉛を吸入していることから、
知能遅れ、成長遅れおよび脳部損傷などの問題をもたらしたそうです。
ここには数多くの小規模リサイクル工場があることも原因の一つ。
さすがに地域住民や当局者からの圧力によって、これらの事業はやめさせられたそうです。
中国の工場で作った商品って安いのでやはりその分コストをかけれないので環境まで資金がまわらないのでは?
8位 アゼルバイジャン スムガイト
かつてのソビエトの中心的な工場地帯。街を繁栄させていた工場が汚染されています。
時代遅れな規則の結果として、この地域にある40以上の工業団地はひどく有害な環境を作り出し続けている。
住民にもたらされる健康被害も後を絶たないそうです。
毒ガスが空気中に放たれ、汚染された水が川に流されたことで約1500トンもの水銀などが街を汚染しました。
結果スムガイドは、世界で死亡率が一番の場所となってしまいました。
7位 インド / バピ
川上数百キロメートルにわたる広大な工業団地群の端に位置し、
バピの水が含む水銀の量は安全基準の96倍にもなると言います。
6位 ロシア ジェルジンスク
世界一有毒物質による汚染が深刻な地域としてギネスブックに載っており、
近年の死亡率は出生率を260%上回っているそうです。
この町は世界一平均寿命が短い地域の一つでもあり、平均寿命はおよそ45年だというそうです。
45年しか生きられないなんて実に短命ですね。
5位 ロシア カラチャイ湖
6位と5位と続きロシアがランクインしました。
カラチャイ湖は何年にもわたり、ソ連が核廃棄物を投棄してきたため、
地球上でもっとも汚染された場所であるとも言われていそうです。
実際、ここで一時間被曝すると死に至ると言われています。
ここの湖は、おそロシアですね。笑
4位 ウクライナ チェルノブイリ
チェルノブイリはかなり有名ですよね。
チェルノブイリ原子力発電所は、ウクライナ(旧:ソビエト連邦)のチェルノブイリ近郊プリピャチ市にありました。
史上最悪の原発事故が起きた場所であり、1986年の事故後この町の1万4000人の住人のほぼ全員が退去しました。
現在は放射線と放射性物質を含んだ塵のせいでほぼ無人地帯となっています。
なぜほぼなのか?それは一部の住人たちが立ち退かず、いまだこの地で暮らしているからであります。
原発事故で破壊された建物の写真です。現在では、この上が放射能の拡散を防ぐ為にコンクリートで覆われています。
突然変異の豚の胎児(1988年)
チェルノブイリ原発の近くでは、チェルノブイリ事故から2年後の1988年に突然変異をした豚の胎児が発見されました。
3位 中国 臨汾(リンフン)
中国の山西省南部にある臨汾市は地球上で最も汚染された都市の一つ。
この町では、洗濯物を外に干すと乾く前に真っ黒になるとまで言われています。
市内で生活する事は、毎日タバコ3箱すっている状態と同じみたいです…
300万人以上の人が影響を受けている深刻な環境問題となっていて、
長いこと臨汾は世界一汚染された町だと考えられてはきたが、近年わずかながら改善が見られたそうです。
2位 北太平洋 旋廻(せんかい)
太平洋には、実にテキサス州2個分(日本の国土面積の3倍から4倍)ものサイズのゴミの島が漂っていると言われています。
この話は少し大げさではあるものの、そこには太平洋ゴミベルトとして知られるものが実際にあるのです。
これは北太平洋の広い海域であり、有毒な物質、プラスチック、ヘドロなどが大量に漂っているそうです。
北太平洋をぐるりと回る海流は海洋学で「旋廻」と呼ばれており、
この海流によりこういったゴミがこの海域に「閉ざされ」ているのです。
また、大量のゴミが巡っているにしてはその裏付けが不十分だという意見もあるが、
海洋環境に深刻なダメージがあるという事実は揺るがないみたいです。
1位 イラン アフヴァーズ
アフヴァーズは、イランの都市の一つ。フーゼスターン州の州都で最大都市。
日本では一般にアフワズと呼ばれいます。人口は約84万人です。
カールーン川の右岸は市の産業の中心で、昔の町並みが残る住宅地であります。
世界保健機関(WHO)によれば、イランの都市アフヴァーズが世界で一番汚染された街です。
アフヴァーズの大気汚染の原因は、絶えず続く砂嵐が大きな問題や油田開発によるものだそうです。
福島で原発事故が起き、日本もこれからランキングに入るかも…。
環境問題は昔から都市開発で切っても切れない問題となっており、技術の進歩を得るには犠牲はあるものです。
今回ランキング入っている国でも世界遺産に登録されている観光地もある中で、
こういった汚染された地域があることも事実でメディアでは綺麗な所しか取り上げられないですよね。
テレビだけに流されず、ネットの情報も知って世界で起きている真実を知ることも大事なのではないでしょうか。